賃金デフレ
黙っていても給料が年々上がった時代は今や昔。導入が始まった成果主義も、賃下げの異名との声すらある。まず経営改革ありきの立場から、賃金の行方を展望する。
- シリーズ:ちくま新書
- 735円(税込)
- Cコード:0236
- 整理番号:441
- 刊行日:
2003/11/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:224
- ISBN:4-480-06141-X
- JANコード:9784480061416
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かつては、勤続年数にしたがって上がることが常識だった給料。しかし、ここ数年来、賃金は伸びないばかりか、実質上の賃下げも行われている。賃金デフレは、既に雇われている人の雇用を守る効果がある一方、若手失業の深刻化という問題を生み出している。また、年功賃金にかわって最近日本企業が導入を始めている「成果主義」は、人材育成やチームワークにとってマイナスとの調査結果もある。真の成果主義は、人事・賃金制度を超えて経営改革の問題としてとらえ直さなければならない。賃金や成果主義をめぐる議論の誤解を解きつつ様々な実証データで賃金デフレの実相を明らかにする、企業人必読の書。
序章 賃金デフレの時代
第1章 賃金デフレの実態
第2章 なぜ賃金は下がり、今後いつまで下がるのか
第3章 賃金デフレは職場や個人生活をどう変えるか
第4章 「成果主義」は救世主になるか
第5章 「働き方の多様化」は何をもたらすか
第6章 賃金デフレを超えて
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