病いの世相史
江戸時代の百姓たちは貧しくて早死に? とんでもない。豊富な資料から見えてくる、薬草・温泉・医者を活用してゆたかな医療生活を送る庶民の姿を鮮やかに描く。
- シリーズ:ちくま新書
- 714円(税込)
- Cコード:0221
- 整理番号:442
- 刊行日:
2003/11/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:208
- ISBN:4-480-06142-8
- JANコード:9784480061423
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江戸時代の民衆ははたしてどのような医療を受けていたのか。資料を丹念に見直すことで、いままでの歴史学では見えてこなかった、意外に長生きだった老人たち、村で働く多くの医者たちの姿が浮かび上がってくる。百姓たちは、消費生活を楽しみ、健康にも関心を持って、薬草や温泉を生活に取り込み、護摩壇に焚く香料・まじないの力までをフルに活用する。その一方で、科学的・合理的な考え方をする新時代の医者たちがあらわれる。江戸の医療を具体的にいきいきと描き出す「新しい民衆史」。
第1章 江戸時代の福祉
第2章 山野草で薬をつくる
第3章 温泉・鍼・灸
第4章 修験者の役割
第5章 病を考える新しい目
第6章 幕末・村の医療
終章 明治の世相
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