あぶない脳
脳は働き者で精巧だが、そのぶん実に繊細で危うい。脳のバランスを保つにはどうしたらいいか。斯界の鬼才が、人生を豊かにする「武器としての脳科学」を伝授する。
- シリーズ:ちくま新書
- 735円(税込)
- Cコード:0247
- 整理番号:497
- 刊行日:
2004/10/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:224
- ISBN:4-480-06197-5
- JANコード:9784480061973
- 在庫 ×
近頃あぶない人が増えている。大人も子どももすぐキレる。羞恥心がない。他人の迷惑を顧みない。自分の正義が世界の正義だと勘違いしている。しかし、われわれの脳は、本来かなりあぶないのである。脳は働き者で精密だが、その分実に繊細で、構造も機能も、微妙なバランスの上に成り立っている。ひとつ間違えば、取り返しのつかないことも起こる。その一方で、適切に育み、うまく扱えば、人生を豊かにしてくれる(はずだ)。身近な話題をもとに脳科学の知見を敷衍、「あぶない脳」から浮かび上がる、武器としての脳科学。
第1章 精密にして危うい脳(まずは、ニューロンの話
脳を操る脳 ほか)
第2章 愛と性の脳進化(ケッコンは幸福剤
だから、もてたい!! ほか)
第3章 脳教育の必然(「心の無理論」が社会を滅ぼす
「条件付け」教育の危険 ほか)
第4章 理不尽な脳(犯罪に向かう脳
ちぐはぐな行為と脳損傷 ほか)
第5章 もっと深まる脳(ヒトはなぜ働くのか
脳が視る「死後の世界」 ほか)
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