関東大震災 ─消防・医療・ボランティアから検証する
関東大震災では10万人が命を落としたが、消防・救護はどのように行われたのか。首相から一般市民まで、大災害に立ち向かった人々の全体像に気鋭の歴史学者が迫る。
- シリーズ:ちくま新書
- 756円(税込)
- Cコード:0221
- 整理番号:507
- 刊行日:
2004/12/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:240
- ISBN:4-480-06207-6
- JANコード:9784480062079
- 在庫 ×
阪神淡路大震災、そして新潟中越地震は、私たちに災害への備え、災害後の救助について教訓をのこしたが、実は八〇年前の関東大震災にも、多くの学ぶべき教訓がある。関東大震災では一〇万人を超える人命が失われたが、その多くは焼死者であった。消防は誰が担ったのか。医療関係者の手は十分にとどいたのか。四万人以上が亡くなった、両国の被服廠跡の悲劇はなぜおこったのか。そして、すでにこのとき「ボランティア活動」が、青年団や在郷軍人会によって行われていた。本書は、首相から一般市民まで、大震災に立ち向かった人々の一週間あまりの活動に焦点をあて、忘れられた大災害の全体像に迫る。
第1章 震災当時の防災体制(震災前の災害と対応
地震発生)
第2章 猛火と戦った人々(大震火災と警視庁消防部
応援部隊や地域団体の活動 ほか)
第3章 放置された重傷者―江東地区における罹災者医療(地震発生直後の罹災者医療
本所被服廠跡の悲劇 ほか)
第4章 大正の震災ボランティア(罹災者の行方
流言と自警団 ほか)
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