男の嫉妬 ─武士道の論理と心理
義に厚く潔いはずの武士の社会も、実態は陰湿な嫉妬うずまく修羅場であった!? 一級史料から男たちの等身大の生き様を浮き彫りにし、その心性の歴史背景を考える。
- シリーズ:ちくま新書
- 735円(税込)
- Cコード:0221
- 整理番号:560
- 刊行日:
2005/10/04
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:224
- ISBN:4-480-06265-3
- JANコード:9784480062659
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義に厚く、潔い男の中の男。「武士」という言葉から連想される通念であろう。現代には失われた日本の美徳を、われわれは「武士道」へと投影しがちだ。しかし、多くの史料には、嫉妬心から足を引っ張りあう、彼らの等身大の生き様が描かれている。では、なにゆえにサムライたちは、かくも生臭い情念に翻弄されねばならなかったのか。そして、その心性を根深く規定した日本社会の特質とは。一級資料を丹念に掘り起こし、嫉妬うずまく武士社会の実像を浮き彫りにする刺激的な試み。
第1章 名誉ある武士の嫉妬
第2章 殉死者をめぐる嫉妬心
第3章 嫉妬にもとづく陰湿な批判
第4章 正義の根底に嫉妬心あり
第5章 嫉妬に沈められた長谷川/平蔵
第6章 他人の出世に羨望する人々
第7章 嫉妬を緩和し、温存するシステム
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