「大人」がいない…
「親の顔が見たい」という言葉があるが、昨今のこの国は「大人の顔が見たい」状況にある。そもそも大人とは? 忍耐力、決断力、礼儀作法…。平成版「おとな入門」!
- シリーズ:ちくま新書
- 714円(税込)
- Cコード:0236
- 整理番号:574
- 刊行日:
2006/01/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:208
- ISBN:4-480-06275-0
- JANコード:9784480062758
- 在庫 ×
教育談義では、よく「親の顔が見たい」という言葉が使われるが、最近のこの国では、さながら「大人の顔が見たい」というような場面に遭遇することが多くなった。戦国時代、三河徳川家では、殿様の側近らは「大人衆」と呼ばれ、畏怖されていた。「老」=「偉」の時代である。平成の現在、「大人」はいったい、どこへ行ってしまったのか?誰も教えてくれなかった「大人のあり方」を、いろいろな角度から考える、平成版「大人入門」。
第1章 「大人」と「大人でない」
第2章 「若い」という魅力
第3章 大人になりたくない
第4章 お子様たちの文化
第5章 社会現象の幼児化
第6章 「大人でない」が社会を蝕む
第7章 社会の中で「大人」であること
第8章 「坊っちゃん」考
第9章 「大人」が必要な苦況の時代
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