下流喰い ─消費者金融の実態

須田 慎一郎

格差社会の暗部で弱者を貪り肥大化した消費者金融業。その甘い蜜を求め大手銀行とヤミ金が争奪戦を演じる…。現代社会の地殻変動を活写した衝撃のノンフィクション。

下流喰い ─消費者金融の実態
  • シリーズ:ちくま新書
  • 735円(税込)
  • Cコード:0233
  • 整理番号:617
  • 刊行日: 2006/09/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-06325-0
  • JANコード:9784480063250

この本の内容

格差社会の暗部で、弱者が借金漬けにされている。デフレ経済下、大手消費者金融会社は低所得者層を貪り、肥大化してきた。いま、その甘い蜜を求めて大手銀行と外資企業が争奪戦を演じている。その一方で、多重債務に陥った利用者は、ヤミ金に全てを奪われた挙句、深い闇に沈められる…。貸し手と借り手の双方に生じている変化を分析し、金融業界と日本社会の地殻変動を克明に描いた渾身のノンフィクション。

この本の目次

序章 消費者金融と格差社会
第1章 サラ金一人勝ち
第2章 悪魔的ビジネスモデル
第3章 多重債務者三五〇万人時代
第4章 下流喰いの深淵
第5章 庶民金融の虚実
第6章 何が必要なのか

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