中国・アジア・日本 ─大国化する「巨龍」は脅威か
大国化する中国とどうつき合うかという問題は、日本にとって中長期的な課題である。中国のゆくえを冷静に見極め、岐路に立つアジア外交について大胆に提言する。
- シリーズ:ちくま新書
- 735円(税込)
- Cコード:0231
- 整理番号:621
- 刊行日:
2006/10/04
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:224
- ISBN:4-480-06326-9
- JANコード:9784480063267
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「大国」としての存在感を増す中国。農村問題、官僚汚職、メディア規制など、歪んだ社会構造に蝕まれてはいるが、中国の経済成長率が六〜八%を維持するならば、二〇一五年ごろにGDPは日本と肩を並べるだろう。これは、東アジアに日本と中国という二つのパワーが登場することを意味する。そのとき、日中関係はどうあるべきなのか?本書では、反日・反中感情の構造、米中関係の実態、東アジア共同体の可能性などを冷静に分析し、「巨龍」のゆくえを大胆に展望する。中長期的な視点から日中関係を正しくとらえるための必読の書。
序章 日本・東アジアを取り巻く新しい可能性
第1章 反日・反中問題をどう捉えるか
第2章 台頭する中国と病める中国
第3章 対米外交と「和諧」戦略
第4章 東アジア共同体と新国際秩序構想
終章 日本外交をどう展望するか
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