美しい日本の身体
風姿絶佳
伝統文化に息づく身代技法をたずね、その美学を究める。
身体の叡智に光を当てた意欲的文化論。
伝統文化の底に息づく古来の身体技法をたずねて、都市にあっても自然に適い、おのずから発する「たたずまい」の美学を究める。身体の叡智を照射した意欲的論考。
日本古来の身体技法が見直されている。その要は「腰肚」や「臍下丹田」に収斂されたのち、形を練り、整え崩し、「たたずまい」としてあらわれる。都市にあっても自然に適い、からだがおのずから発する美しさとは何か。キモノ、坐法、仏像、能などの伝統文化を渉猟しながら、連綿と受け継がれてきた日本の身体技法を究め、私たちの身に沁み込んだ立居振舞いの美学を再発現する意欲的な試み。
第1章 和服のたたずまい
第2章 「しぐさ」の様式
第3章 身に宿る「花」の思想
第4章 日本美の源流を彫刻にたずねる
第5章 日本人の坐り方
第6章 日本の履物と歩き方
第7章 基本について
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美と技の教え 矢田部英正[全文を読む]