美しい日本の身体

矢田部 英正

風姿絶佳
伝統文化に息づく身代技法をたずね、その美学を究める。
身体の叡智に光を当てた意欲的文化論。

伝統文化の底に息づく古来の身体技法をたずねて、都市にあっても自然に適い、おのずから発する「たたずまい」の美学を究める。身体の叡智を照射した意欲的論考。

美しい日本の身体
  • シリーズ:ちくま新書
  • 735円(税込)
  • Cコード:0239
  • 整理番号:638
  • 刊行日: 2007/01/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-06338-0
  • JANコード:9784480063380
矢田部 英正
矢田部 英正

ヤタベ ヒデマサ

1967年東京都生まれ。筑波大学大学院修士課程修了(体育学)。国際日本文化研究センター研究員を経て、2002年文化女子大学大学院博士課程修了(被服環境学)。現在、武蔵野身体研究所主宰。学生時代は体操競技を専門とし全日本選手権などに出場。選手時代の姿勢訓練が昂じて日本古来の身体技法への関心を深める。姿勢研究の一環として99年より椅子の研究に着手。身体を軸とした「物づくり研究」は、椅子・食器・服飾・建築と広い守備範囲を持つ。石州流茶道を嗜む。

著者からのメッセージ

美と技の教え 矢田部英正[全文を読む]

この本の内容

日本古来の身体技法が見直されている。その要は「腰肚」や「臍下丹田」に収斂されたのち、形を練り、整え崩し、「たたずまい」としてあらわれる。都市にあっても自然に適い、からだがおのずから発する美しさとは何か。キモノ、坐法、仏像、能などの伝統文化を渉猟しながら、連綿と受け継がれてきた日本の身体技法を究め、私たちの身に沁み込んだ立居振舞いの美学を再発現する意欲的な試み。

この本の目次

第1章 和服のたたずまい
第2章 「しぐさ」の様式
第3章 身に宿る「花」の思想
第4章 日本美の源流を彫刻にたずねる
第5章 日本人の坐り方
第6章 日本の履物と歩き方
第7章 基本について

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