気まぐれ「うつ」病  ─誤解される非定型うつ病

貝谷 久宣

一見わがまま

夕方からの抑うつ気分、物事への過敏な反応、過食、過眠……。今、こうした特徴をもつ「非定型うつ病」が増えつつある。本書はその症例や治療法を解説する一冊。

気まぐれ「うつ」病  ─誤解される非定型うつ病
  • シリーズ:ちくま新書
  • 735円(税込)
  • Cコード:0211
  • 整理番号:668
  • 刊行日: 2007/07/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-06372-4
  • JANコード:9784480063724
貝谷 久宣
貝谷 久宣

カイヤ ヒサノブ

1943年名古屋市生まれ。なごやメンタルクリニック・赤坂クリニック理事長。名古屋市立大学医学部卒業。医学博士。専攻は神経精神医学。マックス・プランク精神医学研究所研究員(ミュンヘン)、岐阜大学医学部助教授、自衛隊中央病院神経科部長を経て現在。日本におけるパニック障害や社会不安障害についての治療・研究のパイオニアである。著書に『脳内不安物質』『不安・恐怖症―パニック障害の克服』『対人恐怖―社会不安障害』(以上、講談社)、『不安症の時代』(共著、日本評論社)など。

この本の内容

夕方から生じる抑うつ気分、出来事や人間関係への過敏性、過食、過眠、そして激しい疲労感…。従来のうつ病と異なり、このような反応を示す「非定型うつ病」が今、都市部を中心に拡がりつつある。きわめて現代的な病でありながら、周囲から「お天気」「気まぐれ」と誤解を受けやすいものでもある。本書においてはじめて包括的にその特徴と症例、治療法が解説される。

この本の目次

1 非定型うつ病とは
2 うつ病の症状と診断
3 非定型うつ病のさまざまな事例
4 非定型うつ病とメランコリー型うつ病との違い
5 非定型うつ病と他の精神障害との関係
6 非定型うつ病の原因
7 治療法
8 療養と看護
9 非定型うつ病は増えているのか
10 不安・抑うつ疾患の発症土壌

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