気まぐれ「うつ」病 ─誤解される非定型うつ病
一見わがまま
夕方からの抑うつ気分、物事への過敏な反応、過食、過眠……。今、こうした特徴をもつ「非定型うつ病」が増えつつある。本書はその症例や治療法を解説する一冊。
夕方から生じる抑うつ気分、出来事や人間関係への過敏性、過食、過眠、そして激しい疲労感…。従来のうつ病と異なり、このような反応を示す「非定型うつ病」が今、都市部を中心に拡がりつつある。きわめて現代的な病でありながら、周囲から「お天気」「気まぐれ」と誤解を受けやすいものでもある。本書においてはじめて包括的にその特徴と症例、治療法が解説される。
1 非定型うつ病とは
2 うつ病の症状と診断
3 非定型うつ病のさまざまな事例
4 非定型うつ病とメランコリー型うつ病との違い
5 非定型うつ病と他の精神障害との関係
6 非定型うつ病の原因
7 治療法
8 療養と看護
9 非定型うつ病は増えているのか
10 不安・抑うつ疾患の発症土壌
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