自由に生きるとはどういうことか  ─戦後日本社会論

橋本 努

「不自由」社会をゆく術は、
時代のパッションに学べ!

戦後日本は自由を手に入れたが、現実には閉塞感が蔓延するばかりだ。この不自由社会を人はどう生き抜くべきか? 私たちの時代経験を素材に描く清新な「自由論」。

自由に生きるとはどういうことか  ─戦後日本社会論
  • シリーズ:ちくま新書
  • 819円(税込)
  • Cコード:0230
  • 整理番号:689
  • 刊行日: 2007/11/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-06393-9
  • JANコード:9784480063939
橋本 努
橋本 努

ハシモト ツトム

一九六七年〜東京都生まれ。社会学者。経済社会学専攻。北海道大学准教授。九四年に出した『自由の論法――ポパー・ミーゼス・ハイエク』(創文社) を皮切りに社会と自由をテーマにした『社会科学の人間学』(勁草書房)、『自由に生きるとはどういうことか』(ちくま新書)を刊行。他に、9・11以後の世界を論じた大著『帝国の条件』(弘文堂)、市場社会の倫理をさまざまな経済イデオロギーから考えた『経済倫理=あなたは、なに主義?』(懇談社メチエ)など。

この本の内容

敗戦により、まったく不自由から解放された日本。しかし、人びとの間にはいまだに「閉塞感」が蔓延している。では、いったい日本人は、「自由」という言葉にどんな理想を託してきたのか。「自由に生きる」ことは、いかにして可能なのだろうか。敗戦直後のエロス繚乱、あしたのジョー、尾崎豊、エヴァンゲリオン、そして格差社会…私たちの鮮烈な時代経験を素材に、本書では「生き方」の問題を考え抜く。かくも「生きづらい」社会のなかで自由を求めつづける術を問う、清新な「自由論」。

この本の目次

第1章 連合国軍に学べ―敗戦直後の自由論
第2章 ロビンソン・クルーソーに学べ―一九四〇‐六〇年代の自由論
第3章 真っ白な灰に燃え尽きろ―一九六〇年代後半の自由論
第4章 この支配から卒業せよ―一九七〇‐八〇年代の自由論
第5章 ぼくはぼくを好きになれそうだ―一九九〇年代の自由論
第6章 最高のトレッキングシューズを買え―二一世紀の自由論

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