自由に生きるとはどういうことか ─戦後日本社会論
「不自由」社会をゆく術は、
時代のパッションに学べ!
戦後日本は自由を手に入れたが、現実には閉塞感が蔓延するばかりだ。この不自由社会を人はどう生き抜くべきか? 私たちの時代経験を素材に描く清新な「自由論」。
敗戦により、まったく不自由から解放された日本。しかし、人びとの間にはいまだに「閉塞感」が蔓延している。では、いったい日本人は、「自由」という言葉にどんな理想を託してきたのか。「自由に生きる」ことは、いかにして可能なのだろうか。敗戦直後のエロス繚乱、あしたのジョー、尾崎豊、エヴァンゲリオン、そして格差社会…私たちの鮮烈な時代経験を素材に、本書では「生き方」の問題を考え抜く。かくも「生きづらい」社会のなかで自由を求めつづける術を問う、清新な「自由論」。
第1章 連合国軍に学べ―敗戦直後の自由論
第2章 ロビンソン・クルーソーに学べ―一九四〇‐六〇年代の自由論
第3章 真っ白な灰に燃え尽きろ―一九六〇年代後半の自由論
第4章 この支配から卒業せよ―一九七〇‐八〇年代の自由論
第5章 ぼくはぼくを好きになれそうだ―一九九〇年代の自由論
第6章 最高のトレッキングシューズを買え―二一世紀の自由論
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