うつ病  ─まだ語られていない真実

岩波 明

うつ病にまつわるウソを暴く!

うつ病を「心のかぜ」などというのは、本当の臨床を知らない人のたわごとである。本書では、これまで信じられてきた通説に異を唱え、真実の姿を克明に記載する。

うつ病  ─まだ語られていない真実
  • シリーズ:ちくま新書
  • 756円(税込)
  • Cコード:0211
  • 整理番号:690
  • 刊行日: 2007/11/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-06394-6
  • JANコード:9784480063946
岩波 明
岩波 明

イワナミ アキラ

1959年神奈川県生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医、医学博士。都立松沢病院、昭和大学病院精神科、東大病院精神科などで精神科臨床にたずさわる。現在、埼玉医科大学精神医学教室准教授。うつ病の薬物療法、統合失調症の認知機能障害、精神疾患と犯罪などを主な研究分野とする。著書に『狂気という隣人』(新潮文庫)、『狂気の偽装』(新潮社)、『自我崩壊』(講談社)、『思想の身体 狂の巻』(共著、春秋社)、共訳書に『精神分析に別れを告げよう』(批評社)、『内因性精神病の分類』(医学書院)ほか。

この本の内容

いまやうつ病は国民病、あるいは生活習慣病といってもいいほど一般的になった。だが、この疾患に対しては、軽症の場合でも経過を観察するだけでは不十分である。症状が進展すると、長期にわたる仕事からの脱落、さらに重症の場合は自殺へとつながってしまうからである。本書では、これまで一般に信じられてきたうつ病に関する診断や治療の誤りを正すとともに、患者および家族の指針となる臨床的な事実を提示する。

この本の目次

序章 うつ病の刻印―ヘミングウェイ、最後の日々
第1章 死を招く病
第2章 うつ病の薬物療法
第3章 気分変調症(ディスサイミア)
第4章 うつ病は増えている
第5章 抗うつ薬は危険か?
第6章 自殺者の国

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