いま、働くということ

大庭 健

何のために働くのか?

仕事をするのはお金のため? それとも自己実現? 不安定就労が増す一方で、過重労働にあえぐ正社員たち。現実を踏まえながら、いま、「働く」ことの意味を問う。

いま、働くということ
  • シリーズ:ちくま新書
  • 819円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:720
  • 刊行日: 2008/05/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-06423-3
  • JANコード:9784480064233
大庭 健
大庭 健

オオバ タケシ

1946年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。倫理学、分析哲学を専攻。現在、専修大学教授。著書に『はじめての分析哲学』(産業図書)、『他者とは誰のことか』『権力とはどんな力か』『自分であるとはどんなことか』(以上、勁草書房)、『私という迷宮』(専修大学出版局)、『私はどうして私なのか』『「責任」ってなに?』(以上、講談社現代新書)、『所有という神話』(岩波書店)、『善と悪』(岩波新書)などがある。

この本の内容

フリーターが増加し、正社員とそうでない人の格差が広がっている。働く環境が悪化し、「こつこつ働いたところで何になる?」という諦念が蔓延しつつある。お金のため、自己実現のためという、仕事を手段化する感覚が広がるなか、「働く意味」を多くの人が実感できなくなっている。実際には私たちは、見知らぬ人々や自然といった「いのち」の連鎖のなかで生きているという視点から、「いま、働くことの意味」を問い直す。

この本の目次

はじめに―働く意味への問と、労働シニシズム
1 働く環境の破壊
2 何のために働くのか
3 人間の協業の仕組み
4 生きることと働くこと
現代における労働環境―結びに代えて

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