独学の精神
本当に大切なことは、
学校では教えられない。
無教養な人間の山を生んだ教育制度。世にはびこる賢しらな教育論。そこに決定的に欠けた視座とは? 身ひとつで学び生きるという人間本来のあり方から説く学問論。
漢字が読めない、歴史を知らない、計算ができない…大学生の「基礎学力」のなさが言われて久しい。だが、「教育」に過剰なこの国の若者が「学力」を欠いているとは驚くべきことではないか。なぜ私たちはかくも「無教養」になったのか。本書は、現代の日本人が見失った「独学の精神」をめぐる思索である。「ほんとうに大事なことは何ひとつ教えることなどできない」「学ぶことは身ひとつで生きる自分が学ぶというあり方でしかなされえない」―こうした単純で大切な事実について、その当たり前の事実が行き着く先について、根っこから考え抜く。
第1章 身ひとつで学ぶ(金次郎の独立心
学校嫌いこそ正しい ほか)
第2章 身ひとつで生きる(葦のように考えよ
知らざるを知らずと為せ ほか)
第3章 手技に学ぶ(大工仕事は貴い
教える愚かさ ほか)
第4章 農を讃える(狩猟の悲しみ
農の喜び ほか)
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