雇用はなぜ壊れたのか ─会社の論理vs.労働者の論理
「使えない社員」はクビだ
V.S.生存権の侵害だ
社会を安定させるためには、「労働」はどうあるべきなのか? セクハラ、残業、再雇用、派遣労働、正社員解雇など、雇用社会の根本に関わる11のテーマについて考える。
「甘え」の構造──パターナリズムとポピュリズム 大内伸哉
会社では毎日のようにトラブルが起きている。セクハラ、長時間残業、内定取消、期間工の解雇、正社員リストラ―。こうした問題が生じる背景には、「労働」そのものの激変が横たわる。それだけに、根本的な解決は一筋縄ではいかない。本書では、会社と労働者の対立軸をシャープに浮き上がらせ、労働法学の考え方を導きとしながら、雇用社会の根本にある11のテーマについて考えなおす。誰もが「働ける」社会をつくるために、新たなルールを模索する。
法と道徳―社内不倫はイケないこと?
男と女―女だって働きたいの
仕事と余暇―男だって休みたい
敵対と協調―ユニオンって何をしてくれるの?
エリートとノン・エリート―たかが学歴、されど学歴
会社人と職業人―君は仕事のプロになれるか?
「使える」社員と「使えない」社員―クビになるのは誰?
アメとムチ―人を働かせる秘訣
ベテランと新人―世代間戦争の行方は?
正社員と非正社員―政府のやるべきことは何?
雇用と自営―本当の自由とは?
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