裁判員必携 ─批判と対応の視点から
あきれた司法を市民が変える
市民が司法に参加する。その目的は、証拠を市民が評価し、事実を公正に判断して冤罪を防ぐことにある。制度の真の狙いを暴き、その意義を考える啓蒙的ガイドブック。
市民が司法に参加する―。その目的は、捜査で強要された自白調書を証拠とせず、証拠を市民が自主的に評価、事実を公正に判断して無辜を罰しないことです。裁判官が経験則をもちだし裁判員に影響を与えては、市民は冤罪に加担させられてしまいます。自らの良心に従って判断することが、無事有罪誤判に対する防壁となるのです。本書はこのような視点から書かれた、啓蒙的なガイド・ブックです。裁判員制度の真の狙いを暴き、司法への市民参加の展望を考えます。
第1部 裁判員はどのような姿勢で職務を行うべきか(刑事裁判とは何だろうか
裁判員制度の概要
主権行使としての評議・評決
犯罪と刑罰とはどういうものか
事実の認定と法令の適用
刑の量定
被害者参加制度
職務終了後における裁判員の義務)
第2部 裁判員制度に対する根本的批判と陪審裁判への展望(司法の歩み
陪審裁判へ向けて)
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