日本語は亡びない
底力を徹底解明!
インターネット時代の英語の圧倒的優位の中で、日本語は「亡びる」のか? 教育、社会、文化を問いなおすことから、日本語の豊かさを論争的に提唱する。
昨今、日本語の存亡を憂う言説で溢れている。しかし、本当に日本語は亡びるのか?外国語としての日本語は活気に溢れ、学習者は約三〇〇万人に及ぶほど、未曾有の日本語人気に沸いている。インターネット時代の英語の圧倒的優位が叫ばれているが、庶民の間では現在も将来も、日本人の生活語は日本語だけに留まるであろう。庶民に支えられている日本語を見つめることから、大胆かつ繊細に、日本語の底力を徹底的に解明する。
第1部 日本語は亡びない(水村美苗『日本語が亡びるとき』を読む
日本語は乱れているか
日本語を守る「堀川」―五つの免疫効果とは
「死にかけた」のは英語の方―歴史的検証)
第2部 日本語を発信する(偽装する日本語
日本語文法と世界平和―日本語の世界観)
第3部 二人のみゆき―日本的視点の表現者(宮部みゆきの下町
中島みゆきの地上
ハーンの憂い、クローデルの祈り)
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