世直し教養論
疲弊と茶番の
時代に終りを!
後期近代の転換期に立つわれわれにとって、〈教養〉はどのような形で再定義されうるのか。文化、教育、政治、身体の各面からひとつのモデルを思考した試論。
日本人は、今、あらゆることに疲れている。閉塞感が漂い始めてから、かれこれ二十年を閲したが、われわれは生き方の輪郭をつかめないまま、社会とともに磨りへっていくほかないのだろうか。生を支える“教養”の形を描き直すことはできないのか。本書は、経験と思想のつながりに立ちながら、文化、政治、教育、身体を結ぶ教養像を求めたひとつの試論である。個人の成長(徳の涵養)と社会の再建(デモクラシーの復興)を接続する可能性へ、もう一度。
第1章 近代の成れの果て
第2章 日本近代の教養主義
第3章 近代という問題、デモクラシーの苦悩
第4章 大学の崩壊―啓蒙の放棄、永続する幼年期
第5章 身心の教養を取り戻す
第6章 社会で生きること
補章 日本流ポストモダン・リベラルの危うさ―近代主義・反近代者からの手紙
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