創造的福祉社会 ─「成長」後の社会構想と人間・地域・価値
日本再生のビジョン
経済成長を追求する時代は終焉を迎えた。「平等と持続可能性と効率性」の関係はどう再定義されるべきか。日本再生の社会像を、理念と政策とを結びつけ構想する。
- シリーズ:ちくま新書
- 903円(税込)
- Cコード:0236
- 整理番号:914
- 刊行日:
2011/07/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:288
- ISBN:978-4-480-06619-0
- JANコード:9784480066190
- 在庫 問合せ
「限りない経済成長」を追求する時代は終焉を迎えた。私たちは、人類史上三度目の「定常期」に直面している―。飽和した市場経済のもと、われわれの社会は「平等と持続可能性と効率性」の関係をいかに再定義するべきか。「拡大・成長」のベクトルにとらわれたグローバル化の果てに、都市や地域社会のありようはどう変化するのか。そして、こうした「危機の時代」に追求される新たな価値原理とは、人間と社会をめぐる根底的思想とは、いかなるものか。再生の時代に実現されるべき社会像を、政策と理念とを有機的に結びつけ構想する。
時間軸/歴史軸―私たちはどのような時代を生きているか(創造的定常経済システムの構想―資本主義・社会主義・エコロジーの交差)
空間軸―グローバル化とローカル化はどのような関係にあるか(グローバル化の先のローカル化―地域からの“離陸”と“着陸”(コミュニティとしての都市―コミュニティ感覚と空間構造
地域の「豊かさ」とは何だろうか))
原理軸―私たちは人間と社会をどのように理解したらよいか(進化と福祉社会―人間性とコミュニティの進化(はじめに―「人間についての探求」と「社会に関する構想」をつなぐ
ケア/コミュニティの進化―人間社会の起源 ほか))
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