法然入門
仏教界最大の革命者
私に誤りはなく、私の価値観は絶対だ――愚かな人間のための唯一の仏教とは。なぜ念仏一行なのか。日本史上最大の衝撃を宗教界にもたらした革命的思想を読みとく。
この世を生きる意味はどこにあるのか。私たちは、人生の「意味」を求め「物語」を必要とする存在である。とはいえ現実は、不条理と不安に満ちた人生の大海を漂いながら、答えのないままに、そのときどきの欲望に引きずられて生きてゆくしかない私。法然は、そうした自己愛、愚かさ、無知にこそ人間の本質があると認め、まさに「極悪最下」の者こそ救われる物語を用意した。悪人が善人になる必要はない、ただ生まれつきのままに、ありのままに念仏せよ―日本史上最大の衝撃を仏教界にもたらした易にして奥深い思想を、やわらかに解きほぐす入門書。
第1章 「念仏為先」―すべては念仏のために
第2章 「念仏」を選ぶ―法然の生きた時代
第3章 「極悪最下の人のために極善最上の法を説く」―念仏の「力」
第4章 「おおらかさ」の秘密―専修念仏をどう実践するか
第5章 現世を生きるための「念仏」とは
補論 「伝記」から見た法然
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