源氏物語論

吉本 隆明

『源氏物語』を小説として自由に読みとくと、その世界はどのように姿を現すのか。作品の構造と深層を浮彫りにする創見と洞察にみちた論考。

源氏物語論
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 754円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:ヨ-1-1
  • 刊行日: 1992/06/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-08002-3
  • JANコード:9784480080028
吉本 隆明
吉本 隆明

ヨシモト タカアキ

1924年東京生れ。東京工業大学電気化学科卒。詩人、評論家。著書に『高村光太郎』『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『書物の解体学』『最後の親鸞』『世界認識の方法』『ハイ・イメージ論』(全3巻)『宮沢賢治』『良寛』『私の「戦争論」』『夏目漱石を読む』『吉本隆明 五十度の講演』など多数。

この本の内容

『源氏物語』をひとつの小説作品として自由に読みとくと、その世界はどのように立ち現れてくるのか。作品をつらぬく無意識としての〈自然〉、霊異に対する人々の心のありよう、また歴史物語『大鏡』や『栄花物語』とのトポロジカルな同型性に着目し、作品の構造と深層を浮き彫りにする創見と洞察にみちた画期的論考。

この本の目次

第1部 母型論
第2部 異和論
第3部 厭離論
第4部 環界論
附録 わが『源氏』

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