萩原朔太郎
初期短歌から不思議な眩惑に満ちた『月に吠える』を経て晩年の虚無と悲傷が結実した『氷島』まで、作品と思想の歩みを繊細に丹念にたどる。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 918円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:オ-5-1
- 刊行日:
1994/04/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ISBN:4-480-08126-7
- JANコード:9784480081261
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不思議な眩惑があふれる『月に吠える』は日本の近代詩を震撼させた。初期の短歌や詩、『純情小曲集』から『月に吠える』『青猫』、そして晩年の虚無と漂泊の悲傷にみちた『氷島』まで、明治から昭和十年代を生きた詩人・萩原朔太郎の精神と詩作の歩みを現代詩の第一人者が繊細にたどる好著。
1 「夜汽車」まで
2 愛憐詩篇の行方
3 「浄罪詩篇」前後
4 大正初年の「光明讃仰」と朔太郎
5 『月に吠える』の秀作群と思想
6 『青猫』世界を徘徊するもの
7 「青猫以後」の詩と思想
8 『氷島』と晩年の思想
年譜
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