自衛隊の歴史
憲法第九条と日米安保の狭間で、自衛隊は世界第三位の軍事費を有するに至った。四〇年に及ぶ再軍備の過程を、資料と証言によって検証する。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,325円(税込)
- Cコード:0136
- 整理番号:マ-5-1
- 刊行日:
1994/06/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ISBN:4-480-08142-9
- JANコード:9784480081421
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憲法第九条と日米安保のはざまで、自衛隊は世界第三位の軍事費を有するに至った。けれども、警察予備隊から保安隊を経て自衛隊の拡大強化への過程は、国民的合意に支えられたものではなく、既成事実とその追認の積み重ねの上になされてきた。創設以来の40年に及ぶ再軍備の過程を、資料と証言によって検証する。
1 草創(「日本再軍備」命令
警察予備隊発足
旧軍人登場
憲法の空文化
海軍は断絶せず
防衛大学校開校 ほか)
2 発展(国防の基本方針
防衛産業の始動
新安保体制下の自衛隊
中曽根防衛庁長官
基地の町・佐世保2)
3 何処へ?(ハト派は勝ったのか?
「ソ連の脅威」と「ガイドライン」
「栗栖発言」の波紋
シーレーン防衛―点から線へ、線から面へ
遅れてきた軍事大国
基地の町・佐世保3)
4 冷戦のあとに(「戦力」とは何か?
自衛隊違憲訴訟
徴兵制
グラマン・ロッキード戦争
兵器の上限
三無事件 ほか)
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