江戸の悪霊祓い師
2008年春、復刊。
憑き物をおとす呪術で江戸町民の絶大な人気を博した祐天上人とは――その虚像と実像をあばき、もうひとつの江戸をとらえる。
【解説: 小松和彦 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,365円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:タ-10-1
- 刊行日:
1994/11/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:368
- ISBN:4-480-08164-X
- JANコード:9784480081643
- 在庫 ×
今から300年前、鬼怒川ぞいの小村で14歳の若妻の憑き物をおとし、江戸町民に絶大な人気を博した、エクソシスト祐天上人とは何者か。彼の呪術を最も支持した、江戸城大奥の女たちの心底に澱む不安とは―。ついには浄土宗教団のトップにまで登りつめた、ひとりの悪霊祓い師の虚像と実像をあばき、もうひとつの江戸をとらえる。
第1部 霊媒伝承(羽生村事件
悪霊祓いの伝説
隠された幼児殺し
因果の図式)
第2部 江戸の悪霊祓い師(聖者の伝説
女の霊力信仰
水子と捨子
虚像と実像)
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