西欧世界と日本 (上)
日本は西洋文明の東漸にどう対応したか。地中海文明とアジアとの接触からキリシタン時代にまで及ぶ、東西文明交渉史の壮大なパノラマ。全三冊。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,223円(税込)
- Cコード:0121
- 整理番号:サ-7-1
- 刊行日:
1995/02/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ISBN:4-480-08186-0
- JANコード:9784480081865
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大航海時代に本格化した西洋文明の東漸は産業革命によって加速され、アジア諸国の社会的・政治的伝統は深刻な危機に直面した。その中でなぜ、ひとり日本だけが西欧の衝撃によく対処しえたのか―豊かな歴史的蓄積と日本への深い愛情のもとに、二つの文明の衝突と融合の歴史でもあった日本の近代史を美しく知的な文章で描き出した先駆的労作。上巻は初期の地中海文明のアジアとの接触に始まり、キリシタン時代の中国と日本におよぶ東西文明交流を浮き彫りにする。
ヨーロッパとアジアの間の初期の交渉
キリスト教側の努力と通商の企て
アジアにおけるポルトガル人
ヨーロッパとアジアの対決
日本におけるキリスト教一五四九―一六一四年
アジア貿易
シナにおけるキリスト教(一五八二―一七四二年)
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