売春の歴史を性と社会的な男女関係の歴史としてとらえた初の本格的通史。図版多数。「売春の起源」から「宗教改革と梅毒」までを収録。
売春の歴史とはすなわち、社会における女性の地位と性の変遷であり、男女の関係の歴史でもある。かつて体系的にとらえられることのなかったこの「売春」というテーマに光をあて、さまざまなジャンルの資料を豊富に駆使して浮き彫りにする、初の本格的な世界通史。図版多数掲載。本書では、第一章「売春の起源」から第八章「宗教改革と梅毒」までを収録。
売春の起源
古代オリエント―聖と俗
ギリシア人―ポルノグラフィーと性への怖れ
ローマ人―アンビヴァレントな感情
キリスト教、イスラム教と性道徳
インド、中国―もうひとつの見方
中世ヨーロッパ
宗教改革と梅毒
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