ジオラマ論
写真の発明、光学装置・交通機関の発達など、20世紀の感性を用意した新しい映像とイメージ空間を読み説く卓抜な19世紀文化論。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,377円(税込)
- Cコード:0122
- 整理番号:イ-2-2
- 刊行日:
1996/12/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ISBN:4-480-08317-0
- JANコード:9784480083173
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光学装置の登場や交通機関の発達がもたらしたスピードとリアリティ、私的空間の拡大…これらの知覚の展開は、外部的空間の体験のみならず自らの内部の体験をも著しく拡大し、ひとびとの無意識と感性を一変させた。写真・観光・ショーウインドーからCG映像・SFX映画にいたるまで19世紀から20世紀の映像の総体を、「ジオラマ」的認識の拡張と、その装置の発展史としてとらえる。来るべき21世紀の感性を用意した、これらのイメージ空間をたどる卓抜なワンダートラベル。サントリー学芸賞受賞。
1 ジオラマ都市
2 画像と装置
3 大観光時代
4 ネクロポリスとしてのジオラマ
5 南島論、バリ、ヌレック・アイランド
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