ヨーロッパ中世人の世界
恋愛は十二世紀の発明である――トルバドゥール詩歌や『トリスタン物語』などを題材に、中世人たちの愛と死、夢の世界を描く。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,365円(税込)
- Cコード:0198
- 整理番号:ニ-4-1
- 刊行日:
1998/03/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:416
- ISBN:4-480-08414-2
- JANコード:9784480084149
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「愛は十二世紀の発明である」―たとえば、この逆説とも響く主張を、ヨーロッパ中世文学の華、トルバドゥール詩歌や『トリスタン物語』を題材に検証するとどうなるか。あくまで同時代に流布したテクストから出発し、時代の文脈を逸脱することなく、中世人たちの愛と死、そして夢の世界を情熱的な文章で綴る、文学・歴史エッセイ集。
中世の知識人―アベラールとその後裔たち
中世人と死
中世人と夢
中世人の法意識
中世の「近親相姦」伝承
愛、十二世紀の発明
司祭アンドレの『恋愛術』
モロワの森の恋人たち
ファブリオ、コント、ノヴェレ
ファブリオの世界
悪女伝『リシュー』
トルバドゥール芸術とアラビア文化
ある写本の話
海の星―Stella Maris
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