日本的経営の明暗
日本企業は従業員や海外日系企業に働くワーカーに何を要請しているのか。労働者の生きざま、・日本的経営・の光と陰を国内外を往還しつつ明らかにする。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,155円(税込)
- Cコード:0134
- 整理番号:ク-1-2
- 刊行日:
1998/09/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:336
- ISBN:4-480-08436-3
- JANコード:9784480084361
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日本の企業は従業員に何を要請しているのか。また海外進出日系企業は現地労働者との間にどのような緊張を抱えているのか。職制の権威、人事考課の正統性、能力主義的平等のなかで自発と強制がないまぜになった「日本的経営」。海外でのその営みを知ることは、私たちの企業社会の枠組みを構成する諸要素の意義、そこにこめられている経営のニーズの理解に役立つ。「日本的経営」が労働者の生きざまにとってもつグローバルな意義を、その光と陰を、国内外の工場における徹底したフィールドワークをもとに浮き彫りにする力作。
序にかえて―日本の職場を点描すれば
第1部 「日本的経営」の明暗(労務管理の惰力―「東芝府中人権裁判」分析
査定される従業員―人事考課の論理と作用
「日本的経営」とヨーロッパ労働者
アジア日系企業における労働の状況
「日本的経営」の光と陰)
第2部 企業社会の現在(国鉄「改革」・1987年日本
「雇用均等法」下の職場―男と女の「共苦」と「共闘」
「組合ばなれ」の背景
「組合ばなれ」の「民主主義」)
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