世界史の流れ
革命の時代にあって危機にさらされた君主制。その問題意識に応えて、ローマ帝国の興亡から同時代までを論じた実証主義的史学講義。
【解説: 佐藤真一 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 998円(税込)
- Cコード:0122
- 整理番号:ラ-3-1
- 刊行日:
1998/12/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:304
- ISBN:4-480-08448-7
- JANコード:9784480084484
- 在庫 ×
ヨーロッパに革命の嵐が吹き荒れていた1854年、バイエルンの国王マクシミリアン2世は、年来傾倒していたランケに「世界史の大きな流れ」についての連続講義を依頼する。おそらく君主制の危機に触発されてのことだったろう。あらゆる時代は神に直接するのであり、個々の時代はそれぞれ固有の価値を内にもっている。だからこそ、「進歩」の概念は否定されるべきであり、史料批判にもとづいた歴史叙述が求められるのである。古代ローマ帝国から説き起こし、同時代にまでいたる、ヨーロッパ全史を展望する壮大な歴史叙述。
序説(出発点と主要概念)
第1章 ローマ帝国の基礎―キリスト紀元初めの四世紀間の概観
第2章 ゲルマン人の侵入とアラビア人の侵略によるローマ帝国の変化
第3章 カロリング時代
第4章 十一世紀から十三世紀にいたる教権時代
第5章 第五期―十四、五世紀
第6章 宗教改革と宗教戦争の時代―十五世紀末から十七世紀中葉まで
第7章 列強の成立と発展の時代(十七、八世紀)
第8章 革命の時代
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