ドイツ悲劇の根源 (下)
上巻「認識批判的序章」「バロック悲劇とギリシア悲劇」に続けて、下巻は「アレゴリーとバロック悲劇」に、関連の参考論文を付して、新編でおくる。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,365円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:ヘ-3-6
- 刊行日:
1999/06/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:416
- ISBN:4-480-08494-0
- JANコード:9784480084941
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「根源」へのまなざしが、「ドイツ・バロック悲劇」という天窓を通して見る、存在と歴史の「星座(コンステラツイオーン)」―『ドイツ悲劇の根源』は、この「星座」のきわめて精緻な叙述である。バロックの言語形式との格闘のなかで、言語哲学と歴史哲学が、理念と現象が、ギリシア悲劇と近代悲劇が、英雄の神話的生と被造物の歴史的生が、メランコリカーとハムレットが、象徴とアレゴリーが、音声と文字が、神と悪魔(サタン)が、さまざまに火花を散らしながら出会う。哲学的批評の方法論、悲劇論、メランコリー論、アレゴリー論から成る1920年代のこの名著に、「運命と性格」、「暴力批判論」、「カルデロン・ヘッベル論」ほかの関連論考・資料を加えた、文庫版新訳。
第2部 アレゴリーとバロック悲劇(擬古典主義における象徴とアレゴリー
ロマン主義における象徴とアレゴリー
近世アレゴリーの根源 ほか)
付 参考資料(『ドイツ悲劇の根源』の「序」
近代悲劇とギリシア悲劇
近代悲劇とギリシア悲劇における言語の意味
運命と性格 ほか)
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