ユダヤ古代誌 3
ソロモンの時代が終わり、ユダヤ王国は分裂する。バビロン捕囚によって王国が終焉するまでの歴史を一望し、アレクサンダー大王の時代に至る。
ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著8〜11巻までを収める文庫版第3巻は、ソロモンの即位から、バビロン捕囚を経て、旧約世界の終焉にいたる。
ソロモン物語
ソロモンの神殿と王宮
分裂王国時代
ユダ、イスラエル王国通史
サマリアの陥落とイスラエル王国の終焉
ユダ王国史
ユダ王国史―バビロン捕囚とエレミヤの警告
エルサレム陥落とユダ王国の終焉
ダニエル物語
バビロン捕囚からの帰還と神殿再建
エステル物語
アレクサンドロス大王とユダヤ人
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