舞台の上の権力
すべての政治権力は〈効果〉を注意深く計算している。舞台効果に心を砕く演出家のように――多様な事例から政治の隠された演劇性を解明する。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 945円(税込)
- Cコード:0131
- 整理番号:ハ-16-1
- 刊行日:
2000/07/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:208
- ISBN:4-480-08559-9
- JANコード:9784480085597
- 在庫 ×
あらゆる社会において、「コード」や「ネットワーク」といった社会構造に還元できない「演劇のパラダイム」が作用している。それは、社会のさまざまなレベルに拡散された権力関係に照明を当て、社会の常態としての政治を浮かび上がらせる。そして、アフリカの古王国で、ルネサンス期のイタリアで、絶対王政下のフランスで、また現代民主制や「社会主義」社会においても共通の、権力の普遍的な相を明るみに出す。―王と道化、カーニバル、裁判、選挙、式典、メディアの表象など、さまざまな時代と事象をとおして、政治権力の本質を解明する。
第1章 芝居(演劇支配制
フィレンツェ・サヴォナローラ・マキアヴェリ ほか)
第2章 まぜ返し(秩序と無秩序の力学
嘲りのゲーム―順応性を導く手段 ほか)
第3章 裏返し(妖術師―社会を逆転させる下手人
魔女裁判―社会浄化のための供犠 ほか)
第4章 画面(イメージの政治
見世物国家 ほか)
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