世界宗教史 3
仰韶、竜山文化から孔子、老子までの古代中国の宗教と、バラモン、ヒンドゥー、仏陀とその時代、オルフェウスの神話、ヘレニズム文化などを考察。
人類にとって宗教的現象とはいったい何か、人類史という壮大なスケールのなかでその展望を企てた本書は、20世紀を代表する宗教学者・エリアーデが最晩年に遺した畢生のライフワークである。この古今未曾有の偉大な業績は、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教といった個々の宗教の理解を助けるばかりでなく、人類が創造した宗教そのものの姿を見事に描きだしている。文庫版第3巻は、古代中国の宗教、バラモン教とヒンドゥー教、仏陀とその時代、仏陀のメッセージ、ローマの宗教、ケルト・ゲルマン・トラキア・ゲタエ人の宗教、オルフェウス、ピタゴラスまでを収める。
第16章 古代中国の宗教
第17章 バラモン教とヒンドゥー教―最初期の哲学と救済の技法
第18章 仏陀とその時代
第19章 仏陀のメッセージ―永遠回帰への恐怖から言葉を超えた至福へ
第20章 ローマの宗教―その起源からバッコス祭の迫害(前一八六年)まで
第21章 ケルト人、ゲルマン人、トラキア人、ゲタエ人
第22章 オルフェウス、ピタゴラス、新たなる終末論
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