占星術の起源
古代オリエントに遡るという占星術の起源をたどり、西洋中世におよぶ星辰崇拝と占いの文化的・科学的背景を神話や資料から解明する。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 924円(税込)
- Cコード:0122
- 整理番号:ヤ-11-3
- 刊行日:
2000/08/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:272
- ISBN:4-480-08573-4
- JANコード:9784480085733
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十二宮占星術の起源はギリシャ・ローマからさらにオリエントにまでさかのぼる。エジプトやメソポタミアの神話は天体神を尊崇の対象とし、特定の星の出入りから暦を作り上げ、吉凶を読み取り、各月に意味を与えた。紀元前2世紀のバビロニアでは、すでに49の星座と1080の星が楔形文字で記され、占星術師は時の王朝に仕え重んじられた。本書では、神話や資料をたどり古代人の星辰信仰と宇宙観を探り、そこから成立した占星術的思考が、中世ヨーロッパにおいてどのように展開していったかを論じる。
第1章 オリエント宗教と天体神
第2章 カルデア人の科学
第3章 十二宮占星術の起源
第4章 十二宮占星術の展開
第5章 占星術的思考
西暦一七六年のホロスコープ
若干の古代占星術家について
オリエントの暦
オリエント人の世界観と人生観
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