英語の発想
直訳から意訳への変換ポイントは、根本的な発想の転換にこそ求められる。英語と日本語の感じ方、認識パターンの違いを明らかにする翻訳読本。
翻訳とは、二つの言語間のギャップを、いちばんのっぴきならない形で乗り超える作業だといえる。日本語らしい自然な表現を探り当てるには、単に個々の単語の処理や言葉のあやといった技術的なことがら以上に、根本的な発想の転換こそが求められる。本書はあくまでも「翻訳の現場から」という立場にこだわり、具体的な翻訳作業の分析を通して、日本語と英語の根本的な発想・認識パターンの違いを鮮明に浮かびあがらせる。「直訳」から「意訳」への劇的な変換を迫る画期的な翻訳読本。
第1章 実例の研究=二題(『ソロモンの指環』
『千羽鶴』)
第2章 「もの」と見るか、「こと」と取るか(名詞中心と動詞中心
関係代名詞という大敵 ほか)
第3章 行動論理と情況論理(「無生物主語」の構文
動作主としての人間・感受する人間 ほか)
第4章 客観話法か共感話法か(日本語では間接話法は不可能である
代名詞と時制の問題 ほか)
第5章 受動態と受身(受動態をどう訳すか
受身の主観性、情況性 ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可