エラスムス
宗教改革で揺れる激動の時代、強い信念を持して生きた文人エラスムス。優れたルネサンス人の生涯を「中世の秋」の歴史家が敬愛をこめて描く。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,470円(税込)
- Cコード:0122
- 整理番号:ホ-8-1
- 刊行日:
2001/03/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:432
- ISBN:4-480-08627-7
- JANコード:9784480086273
- 在庫 ×
混迷と閉塞、そして激動のなかにあった中世末期のヨーロッパ。この16世紀前半の思想界で、エラスムスは文字通り君主、太陽であった。人文主義と宗教改革という、ヨーロッパの生死に関わる二つの大テーマが、エラスムスその人を基枢として動いていたのである。古典復興の完成者として、また教会の腐敗を痛烈に批判した『愚神礼讃』の著者として、強烈に時代の焦点に生きた国際的知識人の生涯を、『中世の秋』『ホモ・ルーデンス』を残した20世紀最大の文化史家が、敬愛を込めて描く。
幼年と少年の時代―1466‐88
修道院のなかで―1488‐95
パリの大学―1495‐99
第1回のイギリス滞在―1499‐1500
人文主義者としてのエラスムス
神学への志向―1501
苦悩の年 ルーヴァン、パリ、イギリス―1502‐06
イタリアで―1506‐09
愚神礼讃
第3回のイギリス滞在‐1509‐14〔ほか〕
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