身体の中世
身体を媒介して世界と深く関わったヨーロッパ中世。その心と身体にこめられた多彩なメタファーと重層的な意味を緻密に解読する。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,575円(税込)
- Cコード:0122
- 整理番号:イ-23-1
- 刊行日:
2001/11/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:416
- ISBN:4-480-08666-8
- JANコード:9784480086662
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どの時代にもまして、身体を媒介として世界と関わったヨーロッパ中世。この時代、身体の各部位には多彩なメタファーが盛り込まれており、また、身体表現・感情表現には極めて重層的な社会的意味がこめられていた。アナール学派の研究をふまえつつ、多数の図像を用いて、「からだ」と「こころ」に向けられた中世ヨーロッパの視線から、色鮮やかな人間観を緻密に描きだす。
1 身体コミュニケーション(身振りのシンボリズム
ダンスのイメージ ほか)
2 身体に関する知・メタファー・迷信(ミクロコスモス=マクロコスモス
「聖なる」からだと「穢れた」からだ ほか)
3 からだの「狂い」とこころの「狂い」(病気―罪の結果か受難の印か
狂気―悪魔憑きか神の使者か ほか)
4 感情表現の諸相(聖と俗の泣き笑い
嫉妬と羞恥―人間関係が生みだす情動 ほか)
5 五感の歴史(視覚―色彩と風景の台頭
聴覚―日常生活における音 ほか)
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