呪われた部分 有用性の限界

ジョルジュ・バタイユ 著 , 中山 元 翻訳

『呪われた部分』草稿、アフォリズム、ノートなど15年にわたり書き残した断片。バタイユの思想体系の全体像と精髄を浮き彫りにする待望の新訳。

呪われた部分 有用性の限界
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,575円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ハ-12-4
  • 刊行日: 2003/04/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:4-480-08747-8
  • JANコード:9784480087478
ジョルジュ・バタイユ
ジョルジュ・バタイユ

バタイユ,ジョルジュ

1897〜1962年。フランスの思想家。美学・考古学の雑誌「ドキュマン」、左翼政治団体〈民主共産主義サークル〉、〈社会学研究会〉、秘密結社〈アセファル〉などで活動。大戦中『内的体験』などを執筆。戦後、書評誌「クリティック」を中心に広範で尖鋭的な論陣を張る。著書に『エロティシズム』『呪われた部分』『至高性』『眼球譚』などがある。

中山 元
中山 元

ナカヤマ ゲン

1949年生まれ。東京大学教養学部中退。思想家・翻訳家。『フーコー入門』『高校生のための評論文キーワード100』(以上、ちくま新書)、『賢者と羊飼い』(筑摩書房)、『フーコー思想の考古学』(新曜社)、『フーコー 生権力と統治性』(河出書房新社)などの著書のほか、多数の翻訳書がある。インターネットの哲学サイト『ポリロゴス』を主宰。

この本の内容

本書は、20世紀の重要な思想家ジョルジュ・バタイユが約15年にわたり書き継いだ、書籍『呪われた部分』の草稿原稿、アフォリズム、ノート、構想をまとめたものである。栄誉、笑い、供犠、エロティシズムなどのさまざまな形の浪費についての断章は、バタイユの未完の体系を浮き彫りにしながら、『呪われた部分』『至高性』『エロティシズムの歴史』などのバタイユの思想の根幹をも宿している。バタイユの思想の源流とエッセンスをたどる待望の書、新訳で文庫に登場。

この本の目次

第1部 呪われた部分 有用性の限界(銀河、太陽、人間
非生産的な浪費
私的な浪費の世界
生の贈与
冬と春
戦争
供犠)
第2部 構想と断章(アフォリズムと一般的な断章
一九三九年から一九四一年の構想と断章
一九四一年から一九四三年の構想と断章
一九四四年三月の断章
一九四五年の構想と断章)

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