呪われた部分 有用性の限界
『呪われた部分』草稿、アフォリズム、ノートなど15年にわたり書き残した断片。バタイユの思想体系の全体像と精髄を浮き彫りにする待望の新訳。
本書は、20世紀の重要な思想家ジョルジュ・バタイユが約15年にわたり書き継いだ、書籍『呪われた部分』の草稿原稿、アフォリズム、ノート、構想をまとめたものである。栄誉、笑い、供犠、エロティシズムなどのさまざまな形の浪費についての断章は、バタイユの未完の体系を浮き彫りにしながら、『呪われた部分』『至高性』『エロティシズムの歴史』などのバタイユの思想の根幹をも宿している。バタイユの思想の源流とエッセンスをたどる待望の書、新訳で文庫に登場。
第1部 呪われた部分 有用性の限界(銀河、太陽、人間
非生産的な浪費
私的な浪費の世界
生の贈与
冬と春
戦争
供犠)
第2部 構想と断章(アフォリズムと一般的な断章
一九三九年から一九四一年の構想と断章
一九四一年から一九四三年の構想と断章
一九四四年三月の断章
一九四五年の構想と断章)
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