インド幻想紀行 (下)
古代廃墟の威厳、タージマハルの幻想美、多彩な神像の寓意とその背後の唯一神とは? ヴェーダが説く宇宙と人間の存在原理に迫る。
【解説: 高橋巖 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,575円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:フ-19-2
- 刊行日:
2003/05/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:512
- ISBN:4-480-08755-9
- JANコード:9784480087553
- 在庫 ×
ブラヴァツキー夫人の旅はガンジスを遡る。タージマハルの幻想美に驚嘆し、「インドのクレオパトラ」パドミニーの悲劇に涙し、「セポイの乱」の実相に驚く。大焼殺の遺灰で床が柔らかだった巨大洞窟はどこだったか?古代エジプト、ギリシャ、エトルリア(ローマ)文明の母国はいずれも先史インド?猥雑なまでに多彩な神像の意味とその背後の唯一神、ヴェーダ文献の説く宇宙と人間の存在原理とは?旅の目的地は「不死の湖と金の寺」であったが…。病をえて離印を余儀なくされてから8年、夫人は机に向ったままロンドンで客死。遺灰は欧、米のほかインドにも届けられ、ガンガーに撒かれた。1986年心霊協会は百年論争で亡き夫人に謝罪。
宗教問題に関するイギリスの中立
カトリックへの改宗と若き唯物論者たち
教師たちとの哲学論争
チンダル・ヘッケル対形而上学
人間と宇宙の本質に関するタークルの見解
列車でカンプールへ
クスクス草
熱卒中の危険
熱射病の特効薬
ナーナ・サーブとセポイの乱の真因〔ほか〕
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