啓蒙主義の哲学 (上)
理性と科学を「人間の最高の力」とみなし近代を準備した啓蒙主義。「浅薄な過去の思想」との従来評価を覆し、再評価を打ち立てた古典的名著。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,365円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:カ-22-1
- 刊行日:
2003/04/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:352
- ISBN:4-480-08771-0
- JANコード:9784480087713
- 在庫 ×
啓蒙主義は、すでに乗り越えられた浅薄な思想なのか。のちの思想家たちから「反省哲学」「過去の思想」という烙印を押されてきたが、はたしてそうか。18世紀啓蒙主義の「明るい鏡」を現代批判の鏡として位置づけ、自らそれとの内面的対決を果たした著者は、批判精神に満ちた鋭い洞察力で、啓蒙主義の思考形式から「美学」の誕生までの諸側面を余すところなく分析し、その統一的結びつきを解明する。哲学者カッシーラーが従来の批判を排し、啓蒙主義思想の再評価を打ち立てた古典的名著。文庫化にあたり全編改訳。上巻は啓蒙主義の思考形式、自然観と自然科学、心理学と認識論、宗教の理念を収録。
第1章 啓蒙主義時代の思考形式
第2章 啓蒙主義哲学思想に現われた自然と自然科学
第3章 心理学と認識論
第4章 宗教の理念(原罪の教義と弁神論の問題
寛容の観念と「自然宗教」の成立
宗教と歴史)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可