『正法眼蔵』読解 4
『七十五巻本正法眼蔵』の「授記」「全機」「都機」「画餅」「谿声山色」「仏向上事」「夢中説夢」「礼拝得髄」「山水経」を収録。
日本文化史上、また仏教思想史上屈指の名著『正法眼蔵』。古来、難解をもって聞こえてきたが、そこでは一体何が語られているのか。その真髄はテクストにある。テクストとは、ただひたすら読み解かれるべきものとして現前する。読むということは、既得の知識を本文に当てはめたり、本文から新たな知識を獲得することではない。逆にあらゆる知識の束縛を打ち破り、そこから抜け出していく行為なのだ。常に世界へ、未来へと開かれている『正法眼蔵』の「七十五巻本」と「十二巻本」の全文を各段階ごとに掲げ、それぞれを精緻に読み解く。第4巻は、第二十一授記より第二十九山水経まで収録。全10巻。
第21 授記
第22 全機
第23 都機
第24 画餅
第25 谿声山色
第26 仏向上事
第27 夢中説夢
第28 礼拝得髄
第29 山水経
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