宗教は国家を超えられるか ─近代日本の検証
近代日本はどのような文化的枠組みで国民の「臣民化」をはかったのか。その構造と実態を、宗教との関わりを通して明らかにする。
【解説: 西谷修 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 998円(税込)
- Cコード:0114
- 整理番号:ア-9-2
- 刊行日:
2005/06/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:304
- ISBN:4-480-08919-5
- JANコード:9784480089199
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国民の統合を前提とする近代国家は、人々の生活や文化のすみずみにまで関与し、そこに国家の意思を貫徹しようとする。しかし私たちは国家を相対化し、対抗する精神を必要とするのではないか―。近代天皇制において日本はどのように国民の「臣民化」をはかったのか。「国家神道」のもとに国民を統合しようとしてきた歴史は、いまの私たちにどんな課題をつきつけているのか。近代日本がつくりあげた文化的枠組みの構造と実態を、宗教という視点から再検討し、国家中心主義を超える道がどこに、どのように用意されていたかを探る。
第1章 古式とタブー(桜のイメージ
「女人禁制」 ほか)
第2章 つくられた「ナショナル・アイデンティティー」(「神勅」というフィクション
天皇「機軸」論 ほか)
第3章 現世主義(現世の強大化
平家の落人伝説 ほか)
第4章 国家を超える(「事大主義」と「信教の自由」
「信教の自由」への道 ほか)
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