教育と選抜の社会史
教育の一般化による進学率増加が学歴社会を生んだ。日本における選抜に光を当て、学歴主義の成立と展開を跡付ける名著。
【解説: 苅谷剛彦・広田照幸 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,260円(税込)
- Cコード:0137
- 整理番号:ア-22-1
- 刊行日:
2006/02/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:336
- ISBN:4-480-08966-7
- JANコード:9784480089663
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「学歴社会」として名高い日本の教育は、近代日本の産業化の過程でどのような政策のもとに築き上げられてきたのだろうか。新しい産業の担い手を創出するべく、階級制度を超えて発展を遂げた日本の学校教育は、教育費さえあれば誰にも門戸が開かれていた。しかし、それゆえに激しい競争と「学歴」にいたる学校格差を生み出したのである。ドーアの後発理論、コリンズの葛藤理論など社会学的分析概念を駆使し、日本の産業化と教育が産み出すダイナミズムを鮮やかに分析・検証。日本の教育が孕む問題点を明らかにする好著、待望の文庫化。
社会的選抜と教育
選抜の諸制度の起源
ヨーロッパ社会と競争的選抜の制度化
公教育制度の成立と社会階級
日本の近代化と選抜制度
公教育制度の成立
職業と試験の制度化
学校教育と特権の構造
学校の階層的構造と企業
社会階級と教育機会〔ほか〕
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