聖なる陰謀 ─アセファル資料集

ジョルジュ・バタイユ 著 , マリナ・ガレッティ 編集 , 吉田 裕 翻訳

聖なるものと新たな共同体を求めた秘密結社「アセファル」。その活動は長く隠され続けてきたが、ここに始めてその全貌が白日のもとに晒される。

聖なる陰謀 ─アセファル資料集
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,575円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ハ-12-7
  • 刊行日: 2006/04/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:512
  • ISBN:4-480-08982-9
  • JANコード:9784480089823
ジョルジュ・バタイユ
ジョルジュ・バタイユ

バタイユ,ジョルジュ

1897〜1962年。フランスの思想家。美学・考古学の雑誌「ドキュマン」、左翼政治団体〈民主共産主義サークル〉、〈社会学研究会〉、秘密結社〈アセファル〉などで活動。大戦中『内的体験』などを執筆。戦後、書評誌「クリティック」を中心に広範で尖鋭的な論陣を張る。著書に『エロティシズム』『呪われた部分』『至高性』『眼球譚』などがある。

この本の内容

1930年代、戦争の予感と不安が立ち込める中、時代に抗してバタイユは、新しい宗教を起こそうと秘密結社「アセファル(無頭人)」を結成。そこでは人身の供犠をも企てたとされ、その活動は構成員に秘密の保持を強い、永く秘匿されてきた。深い沈黙とスキャンダラスな伝聞に包まれ続けた「アセファル」。西欧の歴史と文化の最も嫌悪をもよおさせる暗部に深く踏み込んだその探求は、書簡・回状・記録・規約などを網羅したこの資料集により、始めて暗闘から白日のもとに引き出される。聖なるものの再現と新たな共同体を求めて彷徨った人たちの、希望と批判の交錯する記録。本邦初訳。

この本の目次

一九三六年
一九三七年
一九三八年
一九三九年
補遺

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