気儘に読める知の真髄!

現代哲学の巨頭が、「心身」「知識」「真理」から「自由」「ジェンダー」まで、幅広い項目を数頁ずつ軽妙に解説する。読んで楽しい哲学事典。

哲学事典 
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,365円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ク-13-1
  • 刊行日: 2007/04/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:416
  • ISBN:978-4-480-09055-3
  • JANコード:9784480090553
W・V・クワイン
W・V・クワイン

クワイン,W・V

1908-2000年。米国の哲学者。主著に『論理的観点から』『ことばと対象』(勁草書房)等。論理実証主義批判から出発し、経験が検証するのは理論全体であり、文や語は体系的文脈の中でのみ意味をもつという、全体論の哲学を提唱。「自然化された認識論」、「翻訳の不確定性」等を導き出した。

吉田 夏彦
吉田 夏彦

ヨシダ ナツヒコ

1928年生れ。著書に『論理学』(培風館)、訳書に『言語・真理・論理』(エイヤー、岩波書店)等。

野崎 昭弘
野崎 昭弘

ノザキ アキヒロ

1936年生れ。著書に『詭弁論理学』(中公新書)、訳書に『ゲーデル、エッシャー、バッハ』(ホフスタッター、白揚社)等。

推薦のことば

あしながのっぽのクワイン先生 冨田恭彦

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この本の内容

20世紀哲学に新しい展開をもたらし続けてきた、分析哲学の巨頭クワイン。論理学研究から出発し自然科学と哲学が連続した知であることを主張してきた、このアメリカ哲学界きっての大御所が、「心身」「意味」「真理」など哲学古来のテーマはもちろん、「ゲーデルの定理」「自然数」「人工言語」といった論理学や数学の用語まで、幅広いトピックスをユーモア溢れる語り口で軽妙に解説する。肩肘はらずに読める現代哲学入門書であると同時に、随所に織り込まれたクワイン独自の哲学的主張に触れることもできる。クワイン本人が「私自身が楽しんだ」と語る“読む哲学事典”。

この本の目次

Alphabet アルファベット
Altruism 利他主義
Anomaly 異常
Artificial Languages 人工言語
Atoms 原子
Beauty 美
Belief 信仰
Classes versus Properties クラス対性質
Classes versus Sets クラス対セット
Communication コミュニケーション〔ほか〕

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