山の民・川の民
非農業民の歴史を追う
中世以前、山河に住む人々はいかに生き、その後どんな運命を辿ったのか。非農業民に逸早く光をあて中世史の新展開を導いた名著。
【解説: 赤坂憲雄 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,260円(税込)
- Cコード:0139
- 整理番号:イ-33-1
- 刊行日:
2007/05/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:304
- ISBN:978-4-480-09057-7
- JANコード:9784480090577
- 在庫 ×
かつて鉱山採掘は修験者の経営するところであった。彼らは水源地を掌握し、太陽の運行を熟知し、金山の光明を背景に「護摩の灰」の霊力をもって民衆に臨んだ山の神の代官であった―「文献史料がないところにも歴史は存在する」という信念のもと、著者は残存文書の解読に挑み、地を這うような現地調査を組織する。中世以前の日本で、山や川辺に住む多くの非農業民は、いかに生き、やがてどのような運命をたどったのか。伝承に秘められた歴史の真実とは。民俗学、地理学、考古学をとり入れ、社会経済史、宗教史を綜合し、後の新しい歴史学の展開を用意した記念碑的著作。
解説 中世の山・川の民と境界
第1章 白山への道
第2章 妙高信仰から一向宗へ
第3章 中世鉱業と太子信仰
第4章 奥山庄の復元
第5章 近世農村への変動
解題 井上鋭夫氏の足跡
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可