日本の百年6 震災にゆらぐ 1923―1931
この未曾有の体験
一九二三年九月一日、大地震が関東を襲い、一挙に帝都が焼失。社会の基盤をもゆさぶった未曽有の体験は、さらに険しい昭和への前奏曲だった。
開国以来、日本の歩んできた100年、そこに生きた人々、当時の雰囲気、世相風俗を浮き彫りにした、臨場感あふれる迫真のドキュメント。公式記録や史料、体験談、新聞、雑誌、回想録、流行歌にいたるまで多方面から取材し、時代の種々相を写し出した記録現代史全10巻。復刊を待望された名著の文庫化。第6巻は、関東大震災から満州事変にいたるまでの時代。1923年9月1日、関東を襲った大地震は一挙に帝都を焼失させ、明治以来つちかってきた資本主義と社会基盤のもろさをも暴露した。この亀裂と陥没の時期に、国民は何を見、何を体験したのか。けわしい旋律をもってはじまる昭和への前奏曲。
震災と私
第1部 大震災の波紋(死者十万損害百億
流言・厳戒令・自警団
テロにはテロを)
第2部 大衆文化の勃興(帝都復興と大大阪
サラリーマンの時代
大衆娯楽の世界
独占と合理化)
第3部 デモクラシーの苦悶(政党内閣と普選
争議の時代
中国革命と日本)
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