日本の百年10 新しい開国 1952―1960

鶴見 俊輔 編著

さまざまな矛盾と争点を抱える
現代日本の原型がここにある

一九五二年四月、占領時代が終り、日本は国際社会に復帰。復興の彼方に、さまざまな矛盾と争点を抱える現代日本の原型が現出。(全10巻完結)

日本の百年10 新しい開国 1952―1960
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,575円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:ニ-9-10
  • 刊行日: 2008/07/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:544
  • ISBN:978-4-480-09080-5
  • JANコード:9784480090805
鶴見 俊輔
鶴見 俊輔

ツルミ シュンスケ

1922年、東京生まれ。1942年、ハーヴァード大学哲学科卒。交換船で帰国後、海軍嘱託としてジャカルタ在勤武官府勤務。46年、丸山眞男らと『思想の科学』を創刊。65年、小田実らとベ平連を結成。京大助教授、東工大助教授、同志社大教授を経て70年より著述業。著書に『いま家族とは』、『本音を聴く力』(福島美枝子と共著)、『家の神』(写真:安達浩)など。他に『鶴見俊輔集』全12巻・続篇5巻がある。

著者からのメッセージ

近代をつくった幕末明治の日本人[全文を読む]

この本の内容

開国以来、日本の歩んできた100年、そこに生きた人々、当時の雰囲気、世相風俗を浮き彫りにした、臨場感あふれる迫真のドキュメント。公式記録や史料、体験談、新聞、雑誌、回想録、流行歌にいたるまで多方面から取材し、時代の種々相を写し出した記録現代史全10巻。復刊を待望された名著の文庫化。第10巻は、敗戦の混乱期を経て日本が立ち直った時代。1952年4月サンフランシスコ講和条約が発効し、占領時代が終った。日本は対立する東西両陣営の狭間にあって資本主義の新時代を迎える。復興・発展の彼方に大衆社会が現出し、さまざまな矛盾と争点を抱える現代日本の原型が出来上る。全10巻完結。

この本の目次

再建への道
第1部 生きている戦争(千六十八人が死刑に
大東亜共栄圏はどこにいったか
軍隊とよばれない軍隊
地下にもぐった人びと
日本のなかの異物)
第2部 日本がたちなおった(日本への回帰
かわりゆく男女関係
ブーム・ブーム)
第3部 世界への流入(こどもたちの戦後史から
大人たちの戦後史から)

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