明治風物誌
すぐそこの明治
人力車、煙管、居合抜、パノラマ。明治の事物習俗について、文学作品と作家のエピソードを織りこみつつ床しく綴った珠玉の随筆。
【解説: 加藤郁乎 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,365円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:シ-22-2
- 刊行日:
2007/08/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:336
- ISBN:978-4-480-09091-1
- JANコード:9784480090911
- 在庫 ×
西南戦争後の夜空に出現した西郷星、ペスト大流行と鼠供養の塚、團十郎人気と贋者たち、焼芋と明治文学、白秋「東京景物詩」にみる瓦斯燈の詩情、落書きのため借家を追われた青木繁、コックリさんと小波お伽噺。サーカス、野球、人力車、競馬、水族館、赤帽、バナナ、半熟玉子、軽気球、凌雲閣、新聞広告など、九十七の主題によって明治を語り、懐古した本書は、その静かな滋味あふれる語り口で、偉人文人たちの逸話を披露しつつ、事物の考証を通して市井生活のささやかな詩情にも光を当てる。
サーカス
ミラー公判
ポスト
野球
万年筆
西洋菓子
ペーパーナイフ
人力車
瓦斯
毛布〔ほか〕
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